益田地域の今と昔の様子を知り、地域の魅力を見つけて見識を深めることを目的に巡検を行いました。生徒15名、教員4名、合計19名で上記の場所を訪問しました。

最初に訪問した松永牧場では、規模の大きさにまずびっくり。社長さんから事業概要について説明を聞いた後、食品残渣飼料化プラントと繁殖牧場を見学しました。多くの母牛と、人工授精で生まれたさらに多くの子牛たちの様子に圧倒されました。我々の食肉の供給源をまざまざと見せつけられた体験でした。
松永牧場

次に萩・石見空港へ。国内唯一として有名な「空港はちみつ」の空港養蜂場を見学。地域の方々が参加して営まれ、環境に配慮した施設であることを知りました。続いて空港の保安検査場で、飛行機搭乗前の手荷物とボディチェックの仕方をレクチャーしていただきました。空港の運営には県の他、多くの会社が携わっていることを知りました。
萩・石見空港の養蜂場

午後は、益田の歴史探索でした。益田市観光ガイドの原田さんに解説していただきながら巡りました。まず今年4月にオープンしたばかりの益田市立歴史文化交流館を見学。建物は登録有形文化財の旧美濃郡役所で、中身は真新しい展示施設となっていました。歩いて萬福寺へ。長州戦争石州口の戦い時の弾痕が残る本堂を拝観し、堂内の文化財を見学、最後に雪舟庭園をゆっくりと説明を聞きながら眺めました。
萬福寺
そこから歩いて益田氏の館だった三宅御土居跡を見ました。最後に中世今市船着場跡へ。戦国時代から発達した港町の遺跡で、江戸時代後期のものという石垣を見ました。ここがかつては益田川と高津川の合流地点だったと聞いて驚きました。

盛りだくさんの内容の巡検でした。参加した人はそれぞれに感銘を受けるところがあったようです。